歯列矯正医による矯正治療のお話

Shun's BLOG

プロフィール

はじめまして、シュンです。

数あるブログの中から「Shun's BLOG」に来ていただき、ありがとうございます。

現在は、フリーランスの歯列矯正医として月の半分程度働き、興味のあることを勉強しながら歯列矯正について、患者さんがわかりにくいこと、よく質問をいただくことを中心に興味のあることや気をつかっていることなどについて発信しています。

略歴

歯科医師免許取得後、研修医を経て大学病院の矯正科に無給医として入局。

その後、大学院に入学・卒業し、日本矯正歯科学会の認定医を取得し、すぐに退局。

現在は、常勤としての医院はなくアルバイトやフリーランスの矯正医として生計をたてています。

 

取得資格など

歯科医師免許:これがなければ始まりません

博士(歯学):いわゆる歯学博士です

本矯正歯科学会認定医:矯正医はこれを取得するために大学病院で勉強することが多いです。

その他サティフィケート:色んな所で勉強すると貰えます。とりあえず、見つかったやつです。少しでも信頼性に繋がれば…

   

 

 

 

 

Shun's BLOGのコンセプト

歯列矯正治療の明らかに間違った情報やセラミック矯正など、明らかに矯正治療ではないもの、なんちゃって矯正みたいなものについてよく相談されます。

このブログでは、矯正治療を受けている方、興味を持っている方に矯正治療についての知識をお伝えしていきます。

矯正治療に関わる判断の助けに少しでもなって頂けると幸いです。

その他、僕自身がフリーランスの歯列矯正医をしていますので、フリーランスとしての生き方とか仕事とかについても話していけたらと思います。

人生100年時代、歯も仕事もヘタらせないようにして生きたいですね。

 

矯正治療ってどんなもの?

「悪い歯ならびや噛み合わせ(不正咬合)を、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です」(日本矯正歯科学会より)

と、いわゆる乱杭歯(デコボコ)、出っ歯、受け口、すきっ歯、かみ合わせが深い、開咬(前歯が咬まない)などの歯並びや噛み合わせを治す歯科治療です。

歯科治療には細かく分けると、虫歯や歯周病、歯の神経の治療を行う保存科、差し歯やブリッジ、入れ歯の治療を行う補綴(ほてつ)科、子どもの歯科治療を行う小児歯科、抜歯や手術を行う口腔(こうくう)外科、そして歯並び噛み合わせを治す矯正歯科などがあります。

日本では、健康保険制度があるため歯医者さんは「虫歯も治すし、入れ歯も作るし、抜歯もする」という何でもできる歯医者さんが多いですが、矯正歯科は専門で行う歯医者さんが多く、僕も虫歯や入れ歯の治療はやらず、矯正治療しかやっていません(できませんw)

そもそも、歯科医師免許を取得し歯科医師になっても矯正治療については非常に一般的な知識しか勉強していません。

そのため、一般的に「矯正歯科を目指す人は歯科医師免許取得後、自ら大学病院の矯正科や矯正専門で開業している先生のもとで勉強する」というのが一般的です。

矯正治療の特徴

最近医療では、EBM(Evidence-based medisine)、いわゆる根拠(エビデンス)に基づく医療が世界的に注目されています。

EBMとは、「現在利用可能な最も信頼できる情報(=エビデンス)をもとに、個々の患者さんに最善の治療を行う」ものです。

簡単にいうと、「最新の情報まで踏まえて患者さんに合わせた治療を行いましょう」みたいな感じです。

あたりまえですよね?僕も学生時代はそう思っていました。

しかし、これを実際に行おうとすると難しいんです。

EBMでは、エビデンスが非常に重要になります。

僕らは治療を行う場合、どうしても迷う場合があります。矯正治療で迷う場合というのは、小児矯正治療では「この患者さんにこの装置を使って貰えば効果があるのか?」とか、大人の方であれば「この患者さんに抜歯が必要かどうか?」みたいなケースです。

その際、参考にするのがエビデンスです。

しかし、エビデンスを調べれば全てが解決するわけではないんです。

そもそも矯正医が迷う場合なので、エビデンスを調べても統一見解は得られていないことがほとんどです。

エビデンスを調べても「使った方が良いかもしれない」とか「抜歯しなくても治るかもしれない」くらいの結果しか出ていないので、考えることは「その患者さんにとってのベストな治療」になるため、僕は患者さんと相談して決めていきます。

特に、大人の矯正治療での抜歯をするかしないかなんかは、矯正医によって意見がわかれます。

そして、矯正治療ではこの「迷うケース」というのが非常に多く、患者さんと相談して決めるということが多いです。

ですので、もし矯正治療を受けようと考えている方は、必ずご自身の希望や治療のゴールのイメージを矯正医に伝えてくださいね。

このブログに書かれている情報も、あくまで一矯正医である僕が考えたものですので、他の矯正医と意見が異なる場合もあると思います

 

 

 

2019年7月1日

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