こんにちは、シュンです。
「担当医が信じられない…」
「治療終わりって言われたけど、結果に納得いかない」
こんなことにならないために、本記事では
- 矯正治療のリスク
- 矯正治療、やらなきゃよかった原因は?
- 矯正治療、やらなきゃよかったとならないために大事なこと
- 現在、やらなきゃよかったと感じてるんだけど…
について解説します。
矯正治療のリスク
矯正治療には、歯並びや噛み合わせを治すというメリットの他にリスクも多くあります。治すばかりに目を向けず、リスクもしっかり把握することが大事です。
矯正治療の医学的リスク
- 歯の根が溶ける(歯根吸収)
- 歯茎が下がる(歯肉退縮)
- 歯の神経が死ぬ(歯髄壊疽)
- 歯と骨がくっついて動かなくなる(歯根癒着)
- 金属アレルギーがあるとアレルギー症状がでることがある
- 当初の予定より、治療が長引くことがある
- 治療中、かむ位置が急に変化することがある
- 顎の痛みや口を開けずらくなったり、音が鳴ることがある(顎関節症状)
- 歯がしみることがある(知覚過敏)
医療に100%はありません。したがって、医学的リスクをゼロにすることはできません。ほとんどの方には、大きな影響がでることはありませんが、どんなに適切な治療を行っても起こる方には起こります。
装置装着中のリスク
- むし歯や歯周病のリスク増加(歯磨きが難しくなるため)
- 口内炎になりやすい(装置が当たるため)
- 粘膜が傷つくことがある
装置によるリスクは、適切な歯磨きをすることにより大きく軽減することができます。口内炎や傷に関しても、ひどい場合には保護材でカバーしたり、一時的に装置を外すなどできますので、担当医に相談してください。
矯正治療終了後のリスク
- 保定装置(リテーナー)を使えないと後戻りが起こる
- 無理な治療を行うと安定しにくい
矯正治療後には必ず保定といわれる、きれいになった歯並び、かみ合わせを安定する期間があります(最低2年間)。このとき、取り外し可能な装置を使うことが多いですが、あまり装置を使えないとせっかく治った歯並び、かみ合わせが多少戻ってしまいます。取り外し式の装置が使えない方には、固定式の装置もありますので、担当医に相談してみてください。また、「絶対に抜歯をしない」などの治療は歯並びが安定しにくいです。
はい。ちょっと考えてみただけですが、非常にたくさんありますね。
また、これらは一般的なリスクで、矯正医の技術に問題がなく、患者さんも協力的な場合です。
矯正医と患者さんのリスク
- 矯正医の技術的なもの
- 矯正医の性格的なもの
- 患者さんが装置を使えない
- 患者さんが通院してくれない
- 通えない場所に引っ越しすることになった
矯正医の技術的なものは、一般の方にはあまりわからないところだと思います。矯正治療は歯科医師免許さえあれば、法律的には誰でも行えます。しかし、矯正治療は専門性の高い治療ですので矯正医(矯正治療しか行っていない歯科医師)を選んだ方が安全かと思います。
また、ひとつの目安として日本で最も大きい矯正歯科の学会である日本矯正歯科学会の認定医、指導医、専門医などの資格を有しているかも判断できるかと思います。
技術と性格的なものは別問題です。人間関係ですのでどうしても相性の悪い人もいると思います。ここに関しては、矯正相談のときに色々話を聞いてみて、自分に合った矯正医を見つけて頂くしかないかと思います。「やさしくて丁寧な矯正医」「少し怖いけど頼りになる矯正医」「質問しやすくて説明がわかりやすい矯正医」色々なタイプの矯正医がいますので、ご自身で信頼できると思った矯正医を探してください。
また、仕事の都合で急に転勤になってしまったということもあるかと思います。その場合、転院をすることになると思いますが、余計に費用がかかることが多くなります。
ポイント
矯正治療には、メリットだけでなく様々なリスクがある
医学的リスク以外のリスクは、かなり軽減することが可能
矯正治療、やらなきゃよかった原因は??

それでは、実際に「やらなきゃよかった」と思う理由はどんなものが多いでしょうか??
抜歯をして後悔
矯正治療では、どうしても抜歯が必要な方もいます。
矯正治療と抜歯については以下の記事を参考にしてください。
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矯正治療で抜歯が必要!あなたは抜歯?非抜歯?
矯正の相談で「健康な歯の抜歯が必要って言われたんだけど…」「なんで歯並びを治すのに抜歯が必要なの?」「1件目の医院では、抜歯った言われたけど、2件目では抜歯は必要ない!って言われたんだけど、どっちがホ ...
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かみ合わせが悪くなった
矯正治療は、基本的に歯並びとかみ合わせを治す治療になります。部分矯正では、かみ合わせまで改善することは困難な場合があります。
ただし、急激にかみ合わせが変化していきますので慣れるまでかみにくいという方はいます。また、矯正治療中は必ずしも良いかみ合わせではありません。
顎関節症になった
現在、一部のかみ合わせ(過蓋咬合、鋏状咬合)を除いて、かみ合わせと顎関節症については関係がないとされています。ただし、矯正治療中に顎関節症の症状が一時的にでてしまう方もいます。
頭痛
矯正治療と頭痛についても関係性はないと考えられます。ただし、矯正中のかみ合わせの急激な変化により食いしばってしまう方もいるようです。
老けた
抜歯をして、極端に前歯を下げると口元が寂しくなってしまうこともあります。通常、そうならないように診断をします。
上下の真ん中が合ってない
左右の歯の大きさや顎の大きさが異なると、完璧に一致することは困難です。合わせるためには、少し歯の幅を削り大きさを整える必要があります。
顎が歪んだ
矯正治療で顎まで動かすことはできません。ただし、稀にかむ位置が大きく変化してしまう方はいます。
後戻り
基本的に、リテーナーをしっかり使っていれば後戻りは起こりません。ただし、歯並びは一生を通じて少しづつ動いています。矯正治療後の状態を完璧に維持したい場合は、半永久的なリテーナーの使用を推奨します。
上記は聞いたことがある矯正治療のトラブルですが、ほとんどのものは矯正治療と関係ないか始める前に担当医とよく相談することによって、避けられます。そして、万一矯正治療中に何か不安や不都合を感じても、担当医が信頼できていれば特に問題になることは少ないと思います(担当医の技術不足、知識不足などは論外)。
おそらく、トラブルになる原因として担当医を信頼できなくなるような出来事が以前にあったのではないかと…
ポイント
何か不安や不満に思ったことは、すぐに担当医に聞いてみる
矯正治療、やらなきゃよかったとならないために大事なこと
矯正治療を行い後悔している方に多いのは、始める際に担当医に「十分な説明を受けていなかった」「受けていても忘れてしまった」という声が多いようです。
せっかく多額のお金をかけてご自身の歯並び、かみ合わせを治すのですから矯正治療をはじめる前に納得できるまで説明を受けることが大事です。逆に十分な説明をしてくれない矯正医であれば、他の医院に相談に行けば良いのです。
そして、ご自身の希望があれば必ず矯正医に伝えてください。矯正治療のゴールには、機能的なかみ合わせという目標以外にも希望の歯並びという見た目の問題も含まれています。そして、見た目に関しては個人の好みの差が大きいため希望を伝えることが重要になります。
ポイント
矯正治療をはじめる前に納得できるまで、担当医に聞く
最低でも、2~3件の医院に矯正相談に行く
現在、やらなきゃよかったと感じてるんだけど…

残念なことに現在矯正治療中で不満を感じている方は、思い切ってすぐにそのことを担当医に聞いてみましょう。そして、もし担当医の答えに納得できない場合は、セカンドオピニオンを受けるために他の医院に行ってみるのも良いと思います。「今の担当医と気まずくなりたくない…」と考える方もいるかもしれませんが、セカンドオピニオンは患者さんの当然の権利ですし、セカンドオピニオンを受けるため他院に行ったことがバレて、態度が悪くなるような担当医であればすぐに転院を考えた方が良いと思います。
ポイント
まずは、担当医に納得できるまで聞いてみる
それでも納得できなければ、セカンドオピニオンを受ける